サイトマップ
文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

ニュース

《森の植物の歳時記》㉙ 【ナンテン(南天)】

【ナンテン(南天)】

お正月を飾る植物として広く知られています。日本のみでなく中国、インドなどにも自生します。中国では「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれており、日本名の「ナンテン」は中国での名称を簡略化したものと言われます。語呂合わせで“難を転じる” に通じるとして、江戸時代頃から厄よけの木とされて庭に植えられます。一年を無病息災で過ごせるようにとの願いを込めて、お正月に飾られます。

夏に咲く白い花には訪花するアリの姿を見かけます。

ジョウビタキなどの野鳥が食べて種子散布に貢献します。近年、住宅地に近い雑木林などでは、民家の庭から鳥に運ばれ、実生繁殖したナンテンが見られるようになっています。



千葉県森林インスタラクター会 廣畠眞知子氏(元千葉都市緑化植物園 緑の相談員)




















個人情報保護方針サイトのご利用にあたってサイトマップ
公益財団法人 ニッセイ緑の財団
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-17
Tel 03-3501-9203 Fax 03-3501-5713