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《森の植物の歳時記》㉖ 【シモバシラ(霜柱)】

【シモバシラ(霜柱)】

シモバシラという名の植物があります。冬に見ておきたい植物の一つと言われて人気を集めます。秋に咲く花も霜柱に似ているのですが、極寒に茎にできる霜柱は、はかなさ故に存在感があります。茎が吸い上げた水分が凍りながら染み出す現象で、江戸時代の書物にも記載があり、昔から注目されていたようです。

関東地方では高尾山が有名なのですが、早朝の高尾山というと、ちょっと厳しいものがあります。自生ではないのですが、千葉市都市緑化植物園では12月半ばから1月下旬頃まで、シモバシラにできる霜柱を見ることができます。放射冷却という言葉が聞かれるような朝、運が良ければ、シモバシラの霜柱が見られます。1㍍近い霜柱ができることもあります。



千葉県森林インスタラクター会 広畠真知子氏(元千葉都市緑化植物園 緑の相談員)
























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