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《森の植物の歳時記》 [196] 【ヒマワリ(向日葵)】


あちこちの観光地で一面のヒマワリ畑が話題になっています。休耕田に植えられてお散歩の方の癒しスポットになっているという話も耳にします。


ヒマワリは北アメリカ原産の植物で、1660年代後半に渡来したとの記録が残っています。ヨーロッパに伝えられたヒマワリが中国経由で日本に伝えられたと言われています。


花の周囲に花弁のように見えるのは、各々が一つの花です。舌状花(ぜつじょうか)と呼ばれます。舌状花の内側に筒のように見えるのも、一つずつが筒状花(とうじょうか)と呼ばれる花です。ヒマワリは各々、雄しべ、雌しべのある二種類の小さい花が多数集まって、一輪の花を作っていることになります。1200個を越す花の集まりという報告があります。


種子から発芽したヒマワリの若い葉は太陽を追うように葉の向きを変えます。光を十分に受けられるようにしている姿です。


蕾も若い時は太陽を追うように向きを変えますが、最終的には、東を向いて位置を定めます。ヒマワリ畑のヒマワリで確認して見て下さい。


近年は矮性のものや、チョコレート色のものなど、いろいろなヒマワリが楽しまれています。




廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
























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