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《森の植物の歳時記》 [247]【パンジー】別名 サンシキスミレ(三色菫)

スミレの仲間で、ヨーロッパ原産の一年草です。

パンジーは英名pansyの日本語表記です。フランス語のパンセpanser(想う、考える)の意です。花が人の顔に見え、一人考え込んでいるように見えることに由来するとされています。

サンシキスミレは花の色の白、黄、紫を意味するとされていますが、園芸品種の多く出回っている現在では、あまりピンとこない名前でしょうか。

花の大きさも大輪のものから、ビオラと呼ばれる小さいものまで、多くの園芸品種が作り出され、街中のフラワーポットにも植えられています。

日本への渡来は江戸時代の終わりころで、三色菫の他に、遊蝶花(ゆうちょうか)、胡蝶草(こちょうそう)などの名で呼ばれていたようです。花の姿からのイメージでしょうが、現在は使われることはない名前です。

本来は8月下旬に播種して、冬の低温を感知した後、春の日が長くなってから開花する性質がありました。様々な品種が作出されたりしたことで、現在ではその性質は弱まり、秋から春まで、長い期間咲き続けています。

枯れた花殻をこまめに摘み取ることで、見栄えも良くなり、花を長く楽しむことができます。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)



パンジー     





















 


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