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《森の植物の歳時記》[78]  【ネムノキ(合歓木)】

夏の青空に映えるピンクの花は、どこか儚げで人気を集めます。

日本では北海道を除く各地に自生しています。根に根粒菌が共生しており、空中窒素を固定するので、荒地でも生育することができます。

暗くなると葉を閉じる就眠運動が知られています。葉を閉じる理由の一つは乾燥を避けるためと言われています。昼でも気温が非常に高い時や、強烈な直射日光を受けるときには葉を閉じます。(オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは触っても葉は閉じません。)

花は小さな花の集合で、葉が閉じ始める夕方から咲き始めます。葉が閉じることで花が目立ち、夕方から活動して花粉を媒介してくれるスズメガの仲間を誘います。

花の集団は長い筒状の花が数個と他は短い筒状の花です。筒が長いものは中に蜜を溜めてスズメガを待ちます。引き寄せられたスズメガは蜜をもらいながら、受粉に貢献することになります。

扁平な果実は莢(さや)のままで飛んで行くこともあります。種子も扁平で軽いので、遠くまで飛んで思いがけないところから発芽することもあります。



廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)









































ネムノキの就眠運動





オジギソウ


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