森林づくり
全国各地の地域特性を活かした公益性の高い森林づくり
全国47都道府県に合計211箇所(面積477ha)の“ニッセイの森”を設定し、累計139万本の植樹を行ってきました。植栽樹種については、地域特性を踏まえた「適地適木」を旨として、スギ・ヒノキ等針葉樹の主要林業樹種(約6割)のほか、ナラ類、サクラ類等の多様な広葉樹を積極的に取り入れています(約4割)。
なお、スギを植栽する場合、2003年以降は花粉症対策品種を取り入れています。
また、植樹後においても、下刈、除伐、間伐等の保育作業を適時適切に行うとともに、自生した有用な郷土樹種も大切にしながら、水源のかん養、土砂の流出防止、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保全等の公益的機能が高度に発揮される健全な森林の育成を目指しています。

財団が自ら行う森林づくり
「法人の森林」制度による森林づくり(国有林)
企業等が社会貢献活動の一環として長期間にわたり国有林内で森林づくり活動を行う仕組みとして「法人の森林」制度(林野庁)があります。この制度は、企業等と国がともに森林を造成・育成し伐採後の収益を一定の割合で分け合う「分収林」契約の仕組みを活用したもので、植樹段階から森林を造成する「分収造林」タイプの契約締結により“ニッセイの森”を設定しています。
地方公共団体等との協定による森林づくり(公有林・私有林)
国有林の「法人の森林」制度による“ニッセイの森”が設定できていない地域等においては、地方公共団体等との協定締結により“ニッセイの森”を設定しています。
森林づくりによる環境貢献度の評価
林野庁では国有林内の「法人の森林」を対象として、環境保全機能の一部を数量評価しています。”ニッセイの森”の環境貢献度評価はこちらからご覧いただけます。

生物多様性の保全に資する森林づくり
生物多様性の保全は、気候変動の問題と並び、次世代にわたって持続可能な社会経済システムを維持していく上で最も重要な課題と認識され、取組の強化が急務とされています。当財団では多様な動植物の生育・生息に資する森林づくりを進めています。

地方公共団体等が行う森林づくりへの支援
森林づくりへの苗木支援
植樹により地域の環境保全に取り組まれている全国の団体様に向けて、苗木支援を行っております。詳細はこちらからご覧いただけます。
