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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

291.《アガパンサス 別名 ムラサキクンシラン(紫君子蘭)》

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291.《アガパンサス 別名 ムラサキクンシラン(紫君子蘭)

南アフリカ原産の多年草で、ヨーロッパを経由して、世界中に広まりました。日本へは明治時代中期に渡来しました。
変異が大きく、常緑のものから、秋に葉を枯らして休眠した後、春に新しい芽をだすものなど、更にその両者の中間型のものまで、様々です。
現在では交配などによって多くの園芸品種も作られていて、その数は300種を超えるとも言われています。
草丈が膝ほどもない小ぶりなものから、1mを超える大振りなものまで、様々です。花色も淡紫、白、ピンク、青紫、濃紫など、変化に富んだものが見られるようになっています。
ムラサキクンシラン(紫君子蘭)は、同じころ日本に渡って来たクンシランがオレンジ色の花なのに対して、紫色の花を咲かせるという意味の命名です。
クンシランが巾広の葉に注目されて、先行して広まりましたので、ちょっと出遅れましたが、アガパンサスの軽やかな姿に注目が集まるようになって、近年、公園、街路、お庭、至る所で見かけるようになっています。
開花まで3~4年かかりますが、開花結実後、種子繁殖も可能です。種子は保存しないで、採種したらすぐに蒔くことをお勧めします。
廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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