記事公開日
460.《シノリガモ (晨鴨)》
460.《シノリガモ (晨鴨)》
おどけたようなユーモラスな顔のカモです。英名はHarlequin duckで、Harlequinは道化師と言う意味とまだら模様という意味が有り、まさにその通りの顔つきです。
漢字では「晨鴨」と書き、「晨」(シン)は夜明けを意味し、太陽が昇り始め赤く染まる東の空の情景を表しています。シノリガモのオスの側頭部と脇腹のレンガ色をその色に見立てての命名です。実際シノリガモのオスの美しさ、ユニークな顔立ちは一目見たら忘れられない物です。
冬鳥ですが、北海道と東北の一部では少数が繁殖しています。滝や淵が連なり流れが速く、岩の多い清流が繁殖地です。
冬は岩礁の有る波の荒い海岸や、消波ブロック近くなどでよく見られます。巧みに波に乗って移動し、頻繁に潜っては貝類を食べます。
夏冬とも水の動きの激しい所に棲む泳ぎの上手いカモです。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
