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296.《トケイソウ(時計草) 英名 passion flower》

296.《トケイソウ(時計草) 英名 passion flower》
中央~南アメリカ、アジア、オセアニアが原産地とされており、花を観賞するものや、果実を楽しむものなど、500種とも言われるほど、多くの種が分布しています。
果実を楽しむものはクダモノトケイソウ果物時計草(パッションフルーツ)とも呼ばれます。
つる性ですので、鉢植えにして行灯仕立てで育てられることが多いようですが、比較的耐寒性のある種もありますので、地域によっては地植えで育てられていることもあります。
花の中央にある三裂した雌しべの先端を時計の長針、短針、秒針と見なしたと言われています。花弁と萼を取りまくように多数の糸状のものがあります。副花冠と呼ばれる飾りのようなもので、虫を呼んでいるのかもしれません。
英名 パッションフラワーpassion flower は「キリストの受難(パッションpassion)の花」を意味しています。16世紀、この花の原産地である中南米に派遣されたイエズス会の宣教師たちによって、布教に利用されました。
花の子房は十字架、三裂した雌しべはキリストに打ち込まれた釘、5枚の花弁と萼を合わせて、10人の使徒、副花冠は茨の冠などに喩えられています。
派手な花ですが、寿命は短く、一日で閉じてしまう儚い命でもあります。
果実を楽しむものはクダモノトケイソウ果物時計草(パッションフルーツ)とも呼ばれます。
つる性ですので、鉢植えにして行灯仕立てで育てられることが多いようですが、比較的耐寒性のある種もありますので、地域によっては地植えで育てられていることもあります。
花の中央にある三裂した雌しべの先端を時計の長針、短針、秒針と見なしたと言われています。花弁と萼を取りまくように多数の糸状のものがあります。副花冠と呼ばれる飾りのようなもので、虫を呼んでいるのかもしれません。
英名 パッションフラワーpassion flower は「キリストの受難(パッションpassion)の花」を意味しています。16世紀、この花の原産地である中南米に派遣されたイエズス会の宣教師たちによって、布教に利用されました。
花の子房は十字架、三裂した雌しべはキリストに打ち込まれた釘、5枚の花弁と萼を合わせて、10人の使徒、副花冠は茨の冠などに喩えられています。
派手な花ですが、寿命は短く、一日で閉じてしまう儚い命でもあります。
廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)












