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301.《オトギリソウ(弟切草)》

301.《オトギリソウ(弟切草)》
日当たりの良い山野で見られます。30~50㎝くらいの草丈が一般的ですが、時には80㌢にもなる大物もあって、驚かされることもあります。
昔々のお話です。鷹匠をしていた兄が、タカの傷を治す秘薬としていた草がありました。弟はその兄の秘薬を外に洩らしてしまい、怒った兄は弟を切ってしまいました。葉や花に見える黒点や、葉をちぎると赤い汁がでるのは飛び散った血がこの草にかかったことによるものという伝説があります。この伝説が名前の由来にもなっています。
機会がありましたら、葉を日にかざして見て下さい。黒い斑点が見えます。
昔から民間療法として利用されていました。茎葉を揉んで、切り傷や打撲傷に塗っていましたが、今はオトギリソウを目にすることが稀になっていますから、利用は難しいでしょうね。
また、アレルギー反応を引き起こすという報告もありますので、安易な使用は避けて下さい。
黄色い花は一日花ですが、次々に咲きますので、長く咲いているように見えます。
花も可愛いのですが、秋の草紅葉はまた違った美しさで注目されます。草紅葉のオトギリソウは茶花として茶室の床を飾ったりします。
昔々のお話です。鷹匠をしていた兄が、タカの傷を治す秘薬としていた草がありました。弟はその兄の秘薬を外に洩らしてしまい、怒った兄は弟を切ってしまいました。葉や花に見える黒点や、葉をちぎると赤い汁がでるのは飛び散った血がこの草にかかったことによるものという伝説があります。この伝説が名前の由来にもなっています。
機会がありましたら、葉を日にかざして見て下さい。黒い斑点が見えます。
昔から民間療法として利用されていました。茎葉を揉んで、切り傷や打撲傷に塗っていましたが、今はオトギリソウを目にすることが稀になっていますから、利用は難しいでしょうね。
また、アレルギー反応を引き起こすという報告もありますので、安易な使用は避けて下さい。
黄色い花は一日花ですが、次々に咲きますので、長く咲いているように見えます。
花も可愛いのですが、秋の草紅葉はまた違った美しさで注目されます。草紅葉のオトギリソウは茶花として茶室の床を飾ったりします。
廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)










