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ニッセイ緑の財団ニュース

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216.《ツルマメ(蔓豆)》

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216.《ツルマメ(蔓豆)》

道端の草に絡んで小さな花をつけます。紅紫色と表現される花は、
気をつけていないと見過ごしてしまいそうな小さいマメの花です。
蔓を伸ばして育つ豆の仲間の意です。

ヤブツルアズキ同様、豆の痕跡が縄文時代前期の遺跡から出土しています。
豆果は毛があって、小さい枝豆のような姿です。
若い豆を口に含むと、ほんのり枝豆の味がします。

現在のダイズはツルマメを栽培化したものとの説があります。
蔓はありませんが、ダイズの花はツルマメの花に酷似しています。

諸説あるようですが、土器などに残る痕跡などから、
縄文時代後期には大きい豆をつける品種が栽培されるようになっていたと推察されています。

ツルマメの豆が3×4㎜なのに対して、品種によって差はありますが、ダイズの豆は9×9㎜と、大きくなっています。

ダイズに比べて、ツルマメの豆は脂質が若干少なく、一方、たんぱく質は5~10%多いと報告されています。

ツルマメで作った豆腐は美味しいという話があります。
何分にも小さな豆なので、実現にはハードルが高いですが、興味深い報告です。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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