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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

490.《ベニセンコウタケ(紅線香茸)キノコ類》

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490.《ベニセンコウタケ(紅線香茸)キノコ類

キノコは傘と柄のあるものだけでなく、様々な形があります。ベニセンコウタケは棒状の形のキノコです。初夏から秋に雨上がりの芝生や草地などに生え、赤い色が鮮やかです。高さは2~5cm、太さは1~2mmの小型のキノコです。線香の名のとおり細く、こん棒状ですが、途中でY字状の二又に分岐しているものもあります。先端はあまり尖らないものが多く、基部は細くなります。肉質は、もろく、折れやすいキノコです。芝生の全面に生えていると、紅ショウガをばらまいたようです。
棒状のキノコの名前には、センコウの他にナギナタ、ソウメン、ヤリ、スリコギ、コンボウなどが付けられることが多く、ベニセンコウタケもベニソウメンタケの別名があります。英語ではこの仲間はclub fungi(こん棒状キノコ)やcoral fungi(サンゴ状キノコ)などと呼ばれています。
赤い色のため、猛毒のカエンタケではないですかとよく聞かれますが、カエンタケは草地に生えることはなく、ミズナラやコナラなど樹の下の周囲の地面に生えます。ベニセンコウタケに比べ全体に太く、大きく、棒状だけでなく、手指やトサカ状の形状となり、肉質も硬く、しまっていて、区別できます。
色や形が似ているベニナギナタタケは林内に生え、色はベニセンコウタケよりも薄い緋色で、先端はとがります。
ベニセンコウタケは食毒不明とされていますが、食用にする価値はないと思われます。
平尾信三氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・日本菌学会終身会員)
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