1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

462.《ツバキキンカクチャワンタケ(椿菌核茶碗茸)キノコ類》

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

462.《ツバキキンカクチャワンタケ(椿菌核茶碗茸)キノコ類

早春の2~3月にツバキの樹の下に見られる小さなお椀型のキノコです。前年に落花して朽ちた花弁やガク片に作られていた菌核という黒っぽい菌糸の塊から柄を伸ばし、お椀型のキノコを作ります。生長するとお椀は浅くなり茶碗とういうよりお皿のようになります。
このお皿の部分に胞子を作り、空中に飛ばします。指で触ると胞子が吹き上がるのを見ることもあります。
色は黄褐色から淡褐色でなめし皮のような感じがします。
大きさは径3~15mm程度大きいものでは2cmほどになることもありますが、小さく目立たないので、地面に近づいてみないと見つけられません。
胞子が飛んで花や蕾に感染すると、花の色が変色したり、蕾が落ちたりするのでツバキの病原菌とされますが、樹自体が枯れることはないようです。
ヤブツバキの下によく見られますが。ツバキの園芸種やサザンカの樹下にも時に見られるようです。
名前が長いため、また小さくてかわいらしいことから、略して“ツバキン”という愛称でも親しまれています。
ツバキの花がたくさん落ちて積もっているような所に多く見られますので、春が近くなったら、ツバキの下で“ツバキン”を探してみてはどうでしょうか。
平尾信三氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・日本菌学会終身会員)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加