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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

477.《ヤマルリソウ(山瑠璃草)》

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477.《ヤマルリソウ(山瑠璃草)

福島県以西で、やや湿り気のある山地の道ばたなどで早春に花を咲かせる多年草です。
山で瑠璃色(紫色を帯びた青色)の花を咲かせる草ということからの名前です。
冬にも葉を残していることが多いのですが、全体に白い毛に覆われて、やや茶色味を帯びる葉は、落ち葉に覆われていたりして、なかなか気づく方は少ないかもしれません。
春の足音が聞こえるころになりますと、葉は一気に緑色になって成長し、葉の間から地面に張り付くように放射状に花茎を伸ばします。開花直後の花は淡いピンク色を帯びていますが、時間の経過と共に、淡い瑠璃色に変化していきます。
花は開花時には真上を向くように咲きます。
花が終わると萼(がく)に包まれた果実は一度下を向きますが、熟すと共に、上を向いて開き、円い輪っかが4個並んだような姿が見られます。
各輪っかの中央部の凹んでいる部分に種子が入っています。
学名のうち、属をOmphalodes(オンファロデス ルリソウ属)と言います。ギリシャ語で「へその形をした」という意味の言葉をラテン語表記したものです。この凹んだ部分からのイメージでしょうか。
種子は重力散布とか、虫による散布とか言われています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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