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476.《ダイサギ(大鷺)》
476.《ダイサギ(大鷺)》
全身が白くて大きい鳥はシラサギと総称されますが、種としての正式な名前は、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、などで、シラサギと言う名の鳥はいません。更にダイサギは2つの亜種がいて、亜種ダイサギと亜種チュウダイサギと呼ばれます。
亜種ダイサギはロシアなどから渡ってくる冬鳥で、亜種チュウダイサギより一回り大きく、また足の付け根がやや黄色っぽいのが特徴です。チュウダイサギは夏鳥で、夏に田んぼなどの水辺で魚やカエルを取っているのがこれです。チュウダイサギは一部が日本で越冬するため、冬にはダイサギとチュウダイサギが並んで見られることも有ります。
ダイサギは繁殖期になると目先が美しい緑色(エメラルドグリーン)になります。チュウサギの目先は黄色、コサギはピンクになるので、3種の見明け方として、大・中・小で青(緑)・黄・赤の信号の色になると覚えておきます。
3種を見分ける方法は基本的には大きさの違いですが、その他のポイントとして、コサギは足指が黄色い、嘴の色は、夏は3種とも黒ですが、冬はダイサギとチュウサギは黄色くなりコサギは黒いままです。ダイサギは繁殖期には背中や胸にレース状の飾り羽が現れます。
飛翔する姿はゆったりと羽ばたき優雅です。サギの仲間は長い首をS字形に締めて飛びますが、同じように長い首を持つツルの仲間(タンチョウ、マナヅルなど)は首を伸ばしたまま飛びます。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
