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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

504.《クマヤナギ(熊柳)》

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504.《クマヤナギ(熊柳)

北海道南部から九州、沖縄まで、ほぼ日本全土の山野の林縁部などで見られる落葉性のつる植物です。開発が進んだ現在では、雑木林に近い道端で蔓を伸ばしているのを見かけることもあります。盆栽にして楽しんでおられる方もあります。
名前の由来は強靭な蔓をクマに、若葉をヤナギに喩えたとか、果実をクマが好んで食べるからとか、諸説あるようです。
乾燥させた蔓は強靭で、かつては雪上を歩くための履物、かんじきを作ったりされていました。
また、縄の代わりにしたり、馬の鞭や牛の鼻輪などにしてして利用されていました。
早春に芽吹く若芽の色、姿は春の訪れを感じさせてくれて人気です。
近年では利用される機会もないのでしょうか、放置されて、既存の構築物に絡んだりしている姿を見かけます。(写真は使用されなくなった貯水塔に絡んでいた姿です。)
7、8月頃に小さい白い花を咲かせて結実しますが、熟すのは次の年の夏になります。そのため、8月頃には白い花と赤く熟した果実が一緒に見られます。果実は赤色から黒色に熟し、甘みがあって食べられます。
乾燥させた茎葉はお茶の代用とされたり、利尿作用がある漢方薬としても利用されています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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