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522.《フタバハギ(双葉萩)別名 ナンテンハギ(南天萩)》
522.《フタバハギ(双葉萩)別名 ナンテンハギ(南天萩)》
雑木林などの林縁や農地の道ばたなどで見かける多年草です。
マメ科植物の葉の多くは複葉(1枚の葉が複数の小葉で構成されている葉)です。フタバハギも複葉なのですが、小葉2枚1対の葉で、フタバハギ(双葉萩)の由来です。また、その姿がナンテン(南天)に似ていることからナンテンハギとも呼ばれます。
マメ科植物の多くは小葉の先端が巻きひげになっているのですが、フタバハギは巻きひげにはなりません。
巻きひげで絡むことはありませんが、周りの植物に寄りかかりながら、立ち上がったり斜上たりして育ちます。
10~15㍉くらいの花10個前後が総状につきますので、比較的目立ちます。名前も姿も憶えやすいのでしょうか? 秋の野辺で人気を集めます。
旗弁と呼ばれる上側の花弁にある縞模様は、ネクターガイド(蜜標みつひょう)と呼ばれ、虫に蜜のある場所を教える印と言われています。
秋になると結実して、マメの鞘ができます。黒褐色に熟した莢は捩じれるように裂開して種子を弾き飛ばします。
豆果はビールのつまみに最適という話を耳にします。地域にもよるのでしょうが、花の数の割りに結実は少ないようで、食べるというのはちょっと遠慮してしまいます。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
