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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

519.《ノダケ(野竹)》

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519.《ノダケ(野竹)》

雑木林など林内などで普通に見られる多年草です。
1㍍を超えるような草丈で、先端に晩夏~秋の薄暗い林内で、暗紫色の小さい花を傘状に咲かせて注目を集めます。稀に淡緑白色の花を咲かせることもあります。
名前の由来は諸説あるようです。丸くて真っすぐに伸びる茎の様子が竹に似るとか、葉の根元が莢(さや)のようになっていてタケノコの皮のように見えるなどの説があります。
葉の裏側はやや白色を帯びています。
蜜が多いのでしょうか、花にはハチの仲間など多くの虫が集まってきます。アリの姿を見かけることもあります。結果として、受粉に貢献することになります。
花後にできる果実は翼のある扁平な姿で、風に乗って飛散し分布を広げています。
根を乾燥させたものは生薬として利用されます。前胡(ぜんこ)と呼ばれ、解熱、鎮痛、鎮咳去痰薬として感冒による頭痛や気管支炎などに用いられます。
若芽は胡麻和えや胡桃和え、おひたしなどで召し上がる地域もあります。節度のある採取を心がけましょう。似ている植物もありますので、根の採取も含めて、十分に注意をして下さい。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)

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