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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

523.《ナラタケモドキ(楢茸擬)》キノコ類

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523.《ナラタケモドキ(楢茸擬)》キノコ類

ナラタケモドキは、夏から秋に主に広葉樹の切株や倒木、立木の根際などに生えるキノコです。キノコシーズンを告げるかのように、多数が束になったようなナラタケモドキが、さまざまな所で一斉に発生しているのを見ることがあります。ナラタケに似ていますが柄にツバがないので区別できます。傘の色は黄褐色や蜜色で、やや細長い柄を持ちます。
従来はナラタケ属の一種とされてきましたが、近年は新しく設けられたナラタケモドキ属のキノコとして取り扱われることが多いようです。北半球の温帯に分布します。
地方名では、オリミキ、サワモタシ、ボリボリなどナラタケと同じ名前が多く、古くから親しまれています。英名ではringless honey mushroom(ツバなしナラタケ)と呼ばれます。
ナラタケやナラタケモドキは立木に侵入し樹木の病害を起こすこともあります。一方で、無葉緑のラン科植物のオニノヤガラやツチアケビと共生し、これら植物の栄養源になっていることが知られています。
食用とされていますが、消化が悪く、多量に食べると下痢などを起こすこともあります、傷みやすいので、古くなったキノコは避けるべきです。また、形や色がやや似ている猛毒のコレラタケ(ドクアジロガサ)などと間違わないためにも、利用の際は専門家に相談してください。

平尾信三氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・日本菌学会終身会員)

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