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《No.10》アサギマダラ

「ニッセイの森」の1つである宮城県利府町にある「森から考えるESD学びの森」を日常的に管理している「宮城県森林インストラクター協会」が「森から考えるESD学びの森」の他に、同協会が指定管理を行っている施設周辺で見られる動植物等の様子や、身近な植物で子どもから大人まで楽しめる葉っぱ遊びを「学びの森の生態図鑑」として紹介させていただきます。
(写真・解説の提供:宮城県森林インストラクター協会)
「宮城県蔵王野鳥の森自然観察センター ことりはうす」は蔵王山麓にあり、蔵王の山の上で夏を越すいきものたちの通り道となっています。今回はことりはうすの施設とその周辺の野鳥の森で見られる「アサギマダラ」について紹介します。
アサギマダラは渡りをする蝶として有名です。まだまだ謎な部分も多いですが、渡りを行うことや、どこからどこへ移動しているのかなど、マーキングによる調査で明らかになってきています。
野鳥の森では、蔵王山頂付近で夏を過ごすために移動中のアサギマダラが6月上旬ごろ、秋には南下していくアサギマダラに出会うことができます。
北上する個体は6月前後に本州で産卵すると考えられています。7月から8月に蛹化、羽化しその後南下します。秋に産卵されると幼虫のまま冬を過ごし、3月から5月に蛹化、羽化し北上していきます。一生の寿命は7か月前後、羽化してからは4~5か月程度と言われていて、世代交代しながら、春と秋に渡りを行うのです。マーキング調査では2000km以上飛ぶものもいるそうです。風に飛ばされないように石をもって飛ぶこともあるのだとか。体力も力もありますね。
雄と雌の違いは後ろの翅に黒い模様(性標)があるかどうか。黒い模様があるのがオス、ないのがメスです。
