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464.《タンポポ(蒲公英)》
464.《タンポポ(蒲公英)》
タンポポと一口に言っても、現在、日本で見られるタンポポは、地域によってさまざまです。
日本在来のタンポポ、明治時代に移入されたセイヨウタンポポ、白い花を咲かせるシロバナタンポポと、大きく3グループになります。
日本在来のタンポポは、地域によってカントウタンポポ、カンサイタンポポ、トウカイタンポポなどいろいろあります。
タンポポは小さい花の集合でできている花です。花の集合したものを囲むように保護している部分を総苞片(そうほうへん)と言います。基本的に、在来種のタンポポは、総苞片が花に添うように上に立ち上がります。一方、セイヨウタンポポは総苞片が折れ曲がるように下に向きます。
シロバナタンポポは関西方面に多い在来種ですが、総苞片は下に向きますので要注意です。
外来種のセイヨウタンポポは、暖かい場所で光と水があれば、季節に関係なく開花しているのを見かけますが、在来種のタンポポは春限定で開花する春植物です。
近年、セイヨウタンポポと在来種のタンポポが自然交雑して、純粋の在来種が減少していることが問題になっています。在来種のように見えても、総苞片がちょっとだけ反り返っていたりしていたら、雑種の疑いがあります。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
