1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

465.《ショウジョウバカマ(猩々袴)》

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

465.《ショウジョウバカマ(猩々袴)

太陽光で暖められた地面に葉を広げて冬を越し、まだ気温の低い早春にいち早く花を咲かせます。
北海道から九州までの低地から高山に広く生育していますが、日本海側でとくに多く見られるようです。
名前の由来は諸説あるようですが、いずれも中国の伝説に残る動物、猩々(しょうじょう:赤面赤毛のサルに似た想像上の動物)に由来するようです。一説に、紅紫色の花を猩々の赤い顔に、地面に広がる葉を桍にたとえたとか。
変種のシロバナショウジョウバカマなども知られています。
早春に咲く花にはマルハナバチが訪れ、受粉に貢献します。
蕾がわずかに開くと雌しべが外に出て、訪花したマルハナバチの体についた花粉を受けとります。その後、花びらが開いたときには雄しべも開き、マルハナバチの体に花粉をつけます。
横向きに咲<花に香りは感じられないようですが、蜜は花被片(花びら)のつけ根部分にあります。蜜を求めてマルハナバチが花の奥に潜ります。
常緑の多年草で、葉は3年近く生きます。3年目に入った葉は、枯死する前に形成される色素、アントシアンで赤くなります。受粉、結実して種子繁殖もするのですが、古い葉の先端に子株を形成し、栄養繫殖もします。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加