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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

429.《サンショウ(山椒)》

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429.《サンショウ(山椒)

サンショウは、縄文時代、弥生時代の遺跡からも出土しており、古くから身近にあって利用されていたものと推察されています。「魏志倭人伝」に倭国の産物として「薑(ショウガ)、橘(タチバナ)、椒(サンショ ウ )、 蘘命(ミョウガ)」が挙げられています。
多くの方がサンショウというと、春をイメージされるでしょうか? 芽吹いた若葉は「木の芽」、4~5月には「花山椒」、結実した果実は「青山椒」熟した果実は「実山椒」と、呼び名を変えながら一年を通して食卓を彩ります。青山椒を粉にしたものを「粉山椒」と呼んだりします。
秋は実山椒が熟す季節です。真っ赤に熟した果実は、意外に知られていないようです。
平安時代から薬用として認識され、胃腸の機能を高め、のぼせや咳、下痢などに効果があるとされていました。ウナギのかば焼きに粉山椒を振りかけるという食べ方は、既に、室町時代の書物に見られます。
雌雄異株ですので、雌株のみが結実します。虫が花粉を媒介しているようです。
鋭い棘があります。2本の刺が向かい合う位置にあるのが特徴です。
樹木全体に香があり、サンショウの木で作られたすりこぎ棒は高級品とされています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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