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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

466.《カツラ(桂)》

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466.《カツラ(桂)

渓流沿いに生える落葉広葉樹です。
街路樹や公園樹として植えられているのを多く見かけます。
白亜紀(約1億4,500万年前から6,600万年前)の地層から花粉の化石が出現しています。太古の昔から成育している植物で、「生きた化石」と言われることもあります。
雌雄異株で、早春に、開葉に先駆けて咲く花は花弁はなく、雄しべだけの雄花(花粉は風が運びます)と、雌しべだけの雌花で地味なのですが、雌雄の花は、共に赤味を帯びており、谷を赤く染めるなどと表現されることがあります。マニアックなファンも多くいらっしゃいます。
萌芽力もあり、株立ちの大木もあります。寺社のご神木になっている木も見かけます。
円い葉は秋の紅葉時、「キャラメルのような」などと表現される甘い香りがして人気を集めます。
名前の由来は諸説あるようですが、香りが出ることを意味する「香出(かづ)る」が転訛したものという説があります。
小さいバナナと表現される果実は、翼のある小さい果実を風に飛ばします。
材は比較的柔らかく、木質が均一で暴れることが少ないので、古くから使い勝手の良い材として重宝されてきました。身近なところでは、鎌倉彫の素材とされています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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