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449.《マツ(松)》
449.《マツ(松)》
マツはお正月に飾られているのを多く見かけます。常緑樹で、長寿であることなどから、神様が降臨される木と位置づけられています。
お正月に飾られるのは、多くの場合、クロマツ(別名オマツ雄松 オトコマツ男松)です。クロマツは樹皮が黒っぽく見えることからの名です。潮風などにも対応できることから、海岸の砂防林として植栽されることもあります。浮世絵などで見られる江戸時代の街道に植えられているマツも多くはクロマツです。
一方、アカマツ(別名メマツ雌松 オンナマツ女松)は樹皮が赤っぽく見えることからの名です。クロマツの葉はちょっと硬めですが、アカマツの葉は柔らかいので、雄松、雌松と呼ばれる所以にもなっているようです。
アカマツの材は耐水性があるため、家の梁に使われたりしていました。(写真は酒蔵の梁に使われたアカマツ)
日本で多く見られるアカマツ、クロマツの葉は二枚一組です。(三枚一組、五枚一組のマツの仲間もあります。)
マツの仲間は4月頃に雌雄の花を別々に咲かせます。花粉は小さい松ぼっくりのような雌花に運ばれ、2年近くかけて松ぼっくりになります。花粉も種子も風に乗り飛散します。
近年、自生地が激減しているのが残念です。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)

