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ニッセイ緑の財団ニュース

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452.《ハハコグサ(母子草)別名 ホオコグサ オギョウ(御行 御形)》

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452.《ハハコグサ(母子草)別名 ホオコグサ オギョウ(御行 御形)

春の七草の一つに数えられるオギョウは、ハハコグサのこととされています。
諸説あるようですが、元々、花が終わると種子についている綿毛が湧き出るように広がる姿を「ほおけている草」と表現し、ホオコグサの名が出たと言われています。
平安時代前期頃にホオコグサをもじってハハコグサと呼ぶようになり、母子草が定着したと言われています。
秋に発芽する越年草で、葉には白い綿毛がたくさん生えていて、白っぽく見えます。
古くから白い布で体をぬぐい、穢れを払って水に流すという風習がありましたが、庶民には白い布は高価なもので、代わりに白く見えて、手軽に入手できるハハコグサを形代として体をぬぐい、邪気を払って水にながしていたのがオギョウの由縁で、春の七草に加えられました。
ハハコグサを干して、煎じたものは鎮咳、去痰、扁桃炎、のどの腫れに有効とされています。
全草に生えている白い毛は餅を柔らかくする効果があるとされて、かつては草餅や団子に入れられていたようです。後にヨモギでも同じような効果があることから、色も鮮やかなヨモギで作られるようになったようです。
薬効はないのですが、チチコグサ(父子草)もあります。言葉遊びですね。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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