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474.《サワオグルマ(沢尾車)》
474.《サワオグルマ(沢尾車)》
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日当たりの良い谷間、水田の畦、耕作放棄水田などに見られる多年草です。
水辺に咲く花の形を小さい車に喩えて、サワオグルマ(沢小車)と呼ばれます。
土地の造成などのために湿地は埋め立てられることが多くなっており。成育環境が激減しています。
全国的には環境省のレッドリストで「絶滅危惧Ⅱ類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。他にも、地域により絶滅危惧種に指定されたり、絶滅したとされているところが多くなっています。環境を整えて、サワオグルマを復活させるべく活動しておられる地域もあるようです。
絶滅が危ぶまれている現在では、採取して食べるということは、ちょっとはばかられますが、平安時代ころから江戸時代に至るまで、身近にあって、食べられたりしていた記録があります。
利尿作用も確認されており、全草を煎じたり、花に熱湯を注いだりして利用していたようです。
良く似た植物にオグルマ(丘小車)があります。サワオグルマと似たような環境を好み、こちらも成育環境の減少により、絶滅が危ぶまれています。
サワオグルマに比べて、全体にカサカサした風情です。
(7・8枚目は、オグルマの写真です)
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
