1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

478.《キジムシロ(雉莚)》

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

478.《キジムシロ(雉莚)》

日当たりの良い丘陵から山地で四方八方に葉を広げて、黄色い花を咲かせます。
この姿をキジ(雉)が羽を休めるムシロ(莚)に喩えた名前と言われています。(ブルーシートが主流になった昨今では、莚のイメージは伝わりにくいかもしれません。)
耐寒性のある多年草である上に、比較的暑さにも耐えられるため、北海道から九州まで、広く分布しています。
小さい葉7~11枚くらいが集まって1枚の葉となる羽状複葉(うじょうふくよう)です。ただし、小葉の数は同じ個体でも一定ではありません。(若い株は小葉3枚のものもありますので要注意です)
春に花茎をやや立ち上げるようにして、黄色い花を上向きに咲かせ、虫を誘います。
花が終わった後、葉は大きく分厚くなって立ち上がるような姿で夏を過ごします。雑木林など、成育場所の木々が開葉してくると、日照が少なくなるため、葉を大きくして光合成の効率を上げているとの説があります。
同じ時期に似た花を咲かせるのがミツバツチグリです。小さい葉3枚の三出複葉で、地面に張り付くような姿で咲くことが多いようです。キジムシロに比べると全体的に、やや小ぶりです。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加