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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

479.《ゴマギ(胡麻木)》

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479.《ゴマギ(胡麻木)

低地の落葉広葉樹林で、やや湿った場所に見られることが多いようです。関東以西の太平洋側地域に分布するとされていますが、分布には偏りがあるとの報告もあります。
ガマズミに似た白い花を咲かせます。葉はやや厚みがあり、枝葉をちぎったり、揉んだりするとゴマの香りがすることからの名前です。ゴマの香りがしても、食べられないのが残念です。
初夏に白い花を咲かせます。花後、赤い果実はヒヨドリやムクドリなどの鳥に食べられて種子散布されますが、同じように河川敷などの湿り気のある環境を好んで生育するハンノキやエノキほどの旺盛な繁殖力はないようです。加えて、開発などにより生育場所が減少していることも影響しているのでしょう、近年、生育数を減らしています。
近縁のガマズミは果実を果実酒にしたり、カブ(蕪)などを料理する際の色付けにしたりして、食べることができますし、疲労回復などの薬効も確認されています。
残念ながら、ゴマギの果実は食べられませんし、薬効も確認されておりません。
利用されることはなくても、初夏を彩る白い花は注目を集めます。機会がありましたら、ちょっとだけ葉っぱに触って、ゴマの香りを体験してみてください。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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