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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

518.《ネコハギ(猫萩)》

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518.《ネコハギ(猫萩)》

雑木林の林縁部や農道の脇などで見られる多年草で、這うように軟毛の多い枝葉を広げています。茎は長いもので1㍍に達するものもあります。
ハギ(萩)の仲間で、中心部に紅紫色の紋のある白い小さい花を咲かせますが、あまり目立たないので、気づく方は少ないかもしれません。
花後できる豆果は、中に1個の種子が入っています。
豆果の莢が裂開して種子を弾き飛ばすことはなく、種子は重力により散布されます。
名前の由来は、ネコを思わせるような手触りの毛と言われます。
ネコがいればイヌもいます。同じハギの仲間で、イヌハギという植物もあります。
原色牧野植物大図鑑によりますと、「日本名の猫萩は犬萩に対する名で、毛が多く生えるからであろう。」と記載されています。
ネコハギは比較的、身近で見ることができる植物なのですが、イヌハギは環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)にあげられていて、目にする機会が稀なのが残念です。
萩に比べて観賞価値が低いことから犬萩、毛が多い手触りで猫萩という連想からの名前ということのようです。
どちらも茎の先端の方には閉鎖花(花弁がなく自家受粉をして豆果をつくる花)が見られます。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)

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