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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

526.《エゴマ(荏胡麻)》

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526.《エゴマ(荏胡麻)》

原産地はアジア内陸部の高原地帯と推定されています。
近年、発掘された土器の粘土の中に紛れた種子や虫の研究が進んでいます。土器圧痕と呼ばれ、その圧痕からエゴマの種子が確認されています。この研究から、日本には早い時期、縄文時代前期(約1万~5500年前)には伝わっていたと結論付けられています。多くの遺跡で種子が確認されていることから、栽培されていたと推測されています。
栽培から逸出して本州から九州に至る各地で野性かしている一年草です。シソに似ていますが、葉の裏面は赤紫色を帯びています。
葉は韓国料理などで話題を集める食材として知られています。健康食材としてエゴマオイルが話題になったり、地域によってはエゴマ和えなど、馴染みのある植物です。
古い時代から、種子はすり潰して料理されていたようです。
種子は40%前後の油を含んでおり、灯油としても使われました。平安時代には天皇のための明かりに使われたことが記録されています。灯油の他に、合羽や傘の防水などにも使われていました。
平安時代にはウリ、ナス、カブなど菜をエゴマの葉で巻いて塩漬けにしたものなどが酒肴として振舞われたという記録も残っています。

廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)

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