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534.《ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)》
534.《ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)》
やや湿り気のある道ばたや草原などで見られる一年草です。海岸で見かけることもあります。
茎や葉柄、主脈に鋭い棘があり、触ると痛みを感じますし、傷になることもありますので要注意です。
ママコ(継子:親子の血のつながりのない子、実子でない子:広辞苑)という言葉を耳にすることは少なくなっているでしょうか? お尻を拭くのもトイレットペーパー以外はイメージできない時代になっていますが、地域にもよりますが、昔はシダなども含む植物の葉や籌木(ちゅうぎ)と呼ばれる木片など、様々なものが使われていました。憎い継子のお尻を刺のある植物で拭くという名前は、なんとも恐ろしい名前です。
茎や葉柄にある刺は堅く、周りの植物に絡みながら育ちます。茎の先端にピンクの可愛い花を咲かせます。
民間療法として血行促進効果があるとされ、腫れ物などの治療に乾燥させたものを煎じて飲用されていたようです。
よく似た植物で、イシミカワがあります。葉柄のつき方を見ると、葉の付け根に葉身と平行につくママコノシリヌグイに対して、イシミカワは少し内側に入った辺りから葉身に対して90度に近い角度でつきますから、機会がありましたら確認しみてください。
(最後の写真は、イシミカワです)
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
