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ニッセイ緑の財団ニュース

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47.《ミツマタ(三椏)》

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47.《ミツマタ(三椏)》

古くから和紙の原料として知られているミツマタですが、
近年は観光目的など、造園木として植えられているのをよく目にします。
春まだ早い頃、葉が出る前に丸い塊になって咲く花はくす玉に喩えられたりして、
何かほっとするような風情が感じられます。

中国原産の植物なのですが、渡来時期については、万葉集の時代には既に渡来していたとか、
江戸時代初期に和紙の原料として渡来したとか、諸説あるようです。
野生化しているものも確認されており、ミステリアスですね。

枝が必ず3本に分かれて育つことからミツマタと呼ばれます。
茎の繊維が強靭で、ミツマタを使った和紙は透かし加工に向いていることに加えて、
虫がつきにくいこともあり、紙幣の材料になっています。
江戸時代頃から栽培されてきましたが、近年は栽培地域の高齢化など問題も多いようです。
産地再生の動きもあるようで、期待が膨らみます。

花は黄色ですが、赤い花を着けるベニバナミツマタも多く目にするようになっています。

廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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