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380.《クサイチゴ(草苺)》

380.《クサイチゴ(草苺)》
山野に普通に見られるキイチゴの仲間です。名前に“クサ(草)”とついていますが、落葉小低木で木に分類されます。草のように見えるイチゴという意味での名前です。
根を横に長く伸ばして、芽を出して繁殖します。刈っても刈っても出てくると言われたりします。根で増殖するのに加えて、種子繫殖もしますので、繫殖力の強さはご想像下さい。
4月頃から白い大きな花を咲かせます。花の中央、多数の雄しべに囲まれるように多数の雌しべがあります。各々の雌しべが受粉しますので、できたイチゴは小さい果実が合体したつぶつぶの集合になります。各々のつぶの中に種子が入っています。
果実は熟すと丸い形のままポロッと採れます。甘味があって、美味しくいただくことができます。アリが試食に来ていることもあります。
キイチゴと呼ばれる方もありますが、キイチゴは木に生るイチゴの意で、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ラズベリーなど様々なキイチゴの仲間の総称です。
余談ですが、普段、食べているイチゴはオランダイチゴで、食べている部分は花托(かたく)と呼ばれる雌しべの台のような部分です。肥大した花托に種子がぶつぶつとついています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
根を横に長く伸ばして、芽を出して繁殖します。刈っても刈っても出てくると言われたりします。根で増殖するのに加えて、種子繫殖もしますので、繫殖力の強さはご想像下さい。
4月頃から白い大きな花を咲かせます。花の中央、多数の雄しべに囲まれるように多数の雌しべがあります。各々の雌しべが受粉しますので、できたイチゴは小さい果実が合体したつぶつぶの集合になります。各々のつぶの中に種子が入っています。
果実は熟すと丸い形のままポロッと採れます。甘味があって、美味しくいただくことができます。アリが試食に来ていることもあります。
キイチゴと呼ばれる方もありますが、キイチゴは木に生るイチゴの意で、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ラズベリーなど様々なキイチゴの仲間の総称です。
余談ですが、普段、食べているイチゴはオランダイチゴで、食べている部分は花托(かたく)と呼ばれる雌しべの台のような部分です。肥大した花托に種子がぶつぶつとついています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)