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393.《カセンソウ(歌仙草 火箭草)》

393.《カセンソウ(歌仙草 火箭草)》
日当たりの良い草原などに生えます。乾いたところでも生育していますが、やや湿り気の多い場所の方が旺盛に繁茂するようです。
草原のような環境が少なくなった現在、見かける機会が少なくなっているのが残念です。
耳慣れない名前で、由来は諸説あります。牧野新日本植物図鑑によると、歌仙草であるが由来は不明、と記載されています。
一説に、歌仙(和歌に秀でた人)が乗った車(牛車のことでしょうか?)の車輪を連想したことによるといわれています。最近では、花を「火箭(かせん:火矢)」に見立てたという説が有力ともいう説もあるようです。
全体にやや硬い毛があり、ドライフラワーのようだと表現される方もあります。触った感触が、やや硬い感じがすることからのイメージなのでしょう。
花後できる種子には、やや長めでごわごわした冠毛があり、種子は風に乗って運ばれます。
オグルマ、サワオグルマなど、似たものも多いのですが、葉を触った時の感触、葉裏の葉脈が隆起して目立つことなどで見分けることができます。
カセンソウ、機会がありましたら、触って感触を実感してみて下さい。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
草原のような環境が少なくなった現在、見かける機会が少なくなっているのが残念です。
耳慣れない名前で、由来は諸説あります。牧野新日本植物図鑑によると、歌仙草であるが由来は不明、と記載されています。
一説に、歌仙(和歌に秀でた人)が乗った車(牛車のことでしょうか?)の車輪を連想したことによるといわれています。最近では、花を「火箭(かせん:火矢)」に見立てたという説が有力ともいう説もあるようです。
全体にやや硬い毛があり、ドライフラワーのようだと表現される方もあります。触った感触が、やや硬い感じがすることからのイメージなのでしょう。
花後できる種子には、やや長めでごわごわした冠毛があり、種子は風に乗って運ばれます。
オグルマ、サワオグルマなど、似たものも多いのですが、葉を触った時の感触、葉裏の葉脈が隆起して目立つことなどで見分けることができます。
カセンソウ、機会がありましたら、触って感触を実感してみて下さい。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)