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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

416.《ジュズダマ(数珠玉)》

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416.《ジュズダマ(数珠玉)》

ジュズダマは熱帯アジア原産の植物で、古い時代に日本に渡って来て野生化したと考えられています。
人家近くの水辺などで普通に見られていた植物ですが、開発などによって、生育環境が激減した現在では、目にする機会も少なくなっています。
昔、秋に熟す堅い実に糸を通して数珠(じゅず)にしていたことからの名前と言われています。
お手玉の中に入れたり、糸を通してネックレスやブレスレットにして遊んだ記憶はありませんか。
天然のビーズなどと言われることもあります。子供たちの遊びも変化しており、加えて、ジュズタマの生育が少なくなった現代では、そんな遊びもなくなっているのかもしれません。
同じ株で雌雄の花を、開花時期をずらすように咲かせます。雌花を包む堅い殻は、鞘条の葉が分厚く姿を変えたもので、苞鞘(ほうしょう)と言われます。この苞鞘によって、中の穀粒が守られています。ネズミも歯がたたないという報告があります。
かつては有用食物であり、薬用植物でもありました。実や根を煎じて、リュウマチや神経痛、肩こりなどに用いられていました。
平安中期の法令集「延喜式(えんぎしき)」には薬用植物として記載されています。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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