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441.《イチョウ》
441.《イチョウ》
銀杏 鴨脚、鴨脚樹、鴨脚子、公孫樹、白果、銀果、イチョウにあてられる漢字です。鴨脚とか鴨脚樹など、葉の形に由来するもの、白果、銀果など種子(ギンナン)に由来するなど、様々です。公孫樹は種子を蒔いて孫の代になって実がなることに由来します。銀果は中国で皇帝に献上するためにあてられた漢字です。
イチョウの祖先と考えられるものが地上に現れたのは2億4500万年以上前と考えられています。その後、ジュラ紀や白亜紀といった恐竜が栄えた時代にイチョウは世界中に広まって繁栄しました。カナダで見つかった恐竜の糞の中にギンナンがあったという報告があります。
恐竜が絶滅した後、一時、ギンナンも衰退した時期がありましたが、人間が増やして、現在に至っています。
日本には千年くらい前に伝わったと言われていますが、文献で確認できるのは鎌倉~室町時代のようです。
雌雄異株で、寿命が長いことでも知られています。花粉は4㌔四方に飛散するとの報告もあり、すぐそばに雌雄がなくても結実するようです。雌雄の見分け方は諸説ありますが、外見での判断は難しいでしょう。ギンナンの季節でなくても、周辺に実生があれば雌木と判断できます。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)

