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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

447.《ハジロカイツブリ》

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447.《ハジロカイツブリ》

日本で見られるカイツブリの仲間は5種類で小さい順に、カイツブリ(26cm)、ハジロカイツブリ(31cm)、ミミカイツブリ(33cm)、アカエリカイツブリ(47cm)、カンムリカイツブリ(56cm)と大きさも見た目も随分違います。
このうちハジロカイツブリとミミカイツブリはかなり似ています。両種とも冬羽は白・黒・灰色のモノトーンですが、目が赤いのが特徴です。両種を見分けるポイントは薄灰色の大きな「耳覆い」をしているように見えるのがハジロカイツブリで、ミミカイツブリは耳覆いをしていません。
夏羽はガラッと変わります。背中と頭部は黒みが増し腹部は赤茶色、何より目立つのは目の後方に箒を広げたような赤茶色の飾り羽が生え、赤い目と合わせてちょっと精悍な感じになります。
カイツブリは漢字で「鳰」と書き「にお」と読みますが、これは水に入る鳥という意味で、文字通りしょっちゅう水に潜り魚類や甲殻類などのエサを採っています。
ハジロカイツブリのハジロは羽が白いことからの命名で、風切り羽の一部、次列風切り羽が白く、飛翔時には目立ちます。尤も水面に浮かんでいるか潜っている時間が圧倒的に長いので、飛翔姿は簡単にはお目にかかれません。
北国に帰る前になると群れを作ることが特徴で、春先には数十羽が列をなしたり団子状になったりしながら泳いでいますが、突然一斉に潜水し、暫くすると一斉に浮上するという事を繰り返します。ちょっとユーモラスな動きで、なんとも愛らしい鳥です。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
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