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495.《ニガイチゴ(苦苺)別名 ゴガツイチゴ(五月苺)》
495.《ニガイチゴ(苦苺)別名 ゴガツイチゴ(五月苺)》
山地の林縁や丘陵など、日当たりの良い山野に自生します。
春に白い花をさかせ、梅雨入りを前にした頃に赤く熟します。
赤く熟した果実は口にした時は甘いのですが、粒状になっている中に含まれる種子に苦みがあるため、食べた後で苦みを感じることになります。ニガイチゴ(苦苺)の所以です。有毒ではありませんので、食べることは可能ですが、食べている人はあまり見かけません。野鳥や動物に食べられて種子散布されているようです。
別名のゴガツイチゴ(五月苺)は、果実が熟す頃がちょうど旧暦の5月に当たることからついた名と言われています。
葉の形は個体差があり、卵形のものや先端が大きく3裂するものなど様々です。
根が地下で横に這うように広がります。そこから1㍍程度の茎を立ち上がらせて繁茂しますので、伐採などで攪乱されたような場所ですと藪のようになっていることもあります。
茎や葉柄、葉裏の主脈上に棘がありますので、藪になっているような場所ですと注意が必要です。
弱い植物というわけではないのですが、成育環境の減少などで自生地は減少しているようです。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
