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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

499.《アイタケ(藍茸)》キノコ類

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499.《アイタケ(藍茸)》キノコ類

キノコの色は様々ですが、中でもベニタケの仲間はきれいな色を持つものが多く、紅色だけでなく、白、茶、桃色、瑠璃色などがあります。アイタケは藍色というよりも薄緑色が目立つベニタケの仲間です。
主にコナラなどのブナ科や、カバノキ科の樹木の樹下に生える菌根菌で、梅雨時から秋に見られます。傘は4~10cm前後で、最初は丸い団子状で、後に平たいロート状に開きます。傘の色は淡い青緑色~灰緑色で、生長するとこまかくひび割れ、かすり模様となります。
アイタケという名前は、藍色が緑色を帯びることや、藍染の早い段階の色が浅葱色であることからきているのかもしれません。地方名にはアオドヨウ、ナツアオタケ、カスリキノコ、イシワレなどがあります。緑色は青と称されることが多く、夏の土用の頃にも見られること、表面の亀甲模様があることなどに由来する名前が全国に多数あり、身近なものとして親しまれてきたキノコです。
英名はquilted green russula(キルト状の緑色のベニタケ)やgreen-cracked russula(緑色のひび割れたベニタケ)などで、やはり、かすり模様と緑色の印象が強いようです。
各地で食されているようです。傘、柄とも、もろいため食感はぼそぼそしていますが、良い出汁がでるといわれます。似たような緑色のベニタケの仲間もあるので、利用の際は専門家に相談が必要です。
平尾信三氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・日本菌学会終身会員)
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