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513.《カツオドリ(鰹鳥)》鳥類
513.《カツオドリ(鰹鳥)》
大きくてスマート、高速で飛びダイナミックな狩りをする、カッコ良い鳥です。背中は濃い褐色で腹部は白色、目の周りの裸出部(羽の生えていない所)はオスが青色、メスは黄白色です。
東海汽船の船が小笠原諸島に近づくと現れて、船と並行して飛んだり、船に止まったりして出迎えてくれます。小笠原に来た、と実感させてくれる鳥です。冬季は九州などでも見られます。
漁師にカツオなど魚群の存在を教えてくれる鳥とされたのが名前の由来です。魚群を見つけると羽根をすぼめ矢のような形になり急降下して海中にダイビングして魚を捕らえます。豪快な狩りが見られるので人気が有ります。
小笠原諸島、伊豆諸島などの無人島の断崖で繁殖しています。卵は1~2個産みますが、2個産んでも育つのは1羽だけ。これはイヌワシも同じで、先に孵ったヒナが後から孵ったヒナを突ついたり巣の外へ押し出したりして殺してしまうからで、それを親鳥は止めません。親鳥が十分に育てられるのは通常一羽だけなのです。2個目の卵は1個目が無事孵らない時の保険と言えます。タンチョウも2卵産んでも育つのは通常一羽です。
大型の鳥は長寿なので毎年繁殖に成功しなくても種の存続は大丈夫なのでしょう。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
