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ニッセイ緑の財団ニュース

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467.《カワセミ(翡翠》

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467.《カワセミ(翡翠

カワセミは漢字で「翡翠」と書き、これは「ヒスイ」とも読みます。宝石のヒスイはカワセミの背中の色に由来して名付けられたもので「カワセミ」の方が本家と言われています。
その背中の色はコバルトブルーと表現されますが、時に淡い青色に、時に緑っぽく見えます。これは構造色と言って羽根の微細な構造に陽光が当たって屈折、干渉、散乱して発色するもので、光の当たり方や見る角度によって色が異なってきます。カルテノイドやタンニンなどの色素による発色とは異なります。
カワセミの雌雄は同色ですが、嘴の色が異なります。オスは黒色ですが、メスは口紅を引いたように下側が赤色です。
カワセミが岸辺の枝に止まっていると、上からは背中の青色が水面の青色に紛れて猛禽類などの天敵に見つかりにくく、腹側は橙色なので、これは水中の魚から見ると水中を漂う落ち葉などの色と紛れて見分けにくく、魚が油断するので魚を捕まえ易くなる、と言われています。カワセミの採餌方法は、枝から或いは空中にホバリングした姿勢から水中にダイビングして長いくちばしで魚をくわえて捕らえるという、なかなか豪快なものです。
美しい姿やダイビングする瞬間を撮影しようと、多くのカメラマンが待ち構えています。公園などでカワセミを見たいと思ったら、カメラマンを捜すと良いでしょう。
カワセミは「清流の宝石」と呼ばれますが、高度成長期には環境破壊で自然豊かな河川や湖沼などの棲息環境が激減したため、一時はかなりの奥地に行かないと見られない鳥になりました。その後環境対策が進む一方、カワセミも環境汚染に強い魚であるモツゴやザリガニなどを食べるようになり、徐々に都市部に戻ってきました。今では都心の川や公園の池でも見られる様になりました。なかなか環境適応力に優れた鳥です。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
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