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349.《アカゲラ(赤啄木鳥)》

349.《アカゲラ(赤啄木鳥)》
アカゲラはキツツキの中ではコゲラと並んでよく出会う鳥です。
公園や里山の雑木林の中を歩いていて、キョッキョッという声がしたらまずアカゲラかなと思い、声のする木の方を捜します。木の幹や横枝を動き回るので比較的見つけやすい鳥です。
キツツキ類はドラミングと呼ばれる木を高速でつつく「タタタタタ・・・・」という音を出します。これは小鳥のさえずりと同様に、求愛や縄張り宣言の時に出す音だと言われています。
キツツキが突く木は枯れた木や弱った木が多く、これは枯れ木などには幹の中にエサとなる虫が潜んでいることが多いためです。穴をあけるとクチバシの何倍も有る非常に長い舌を差し込んで中にいる虫を絡め取ります。舌の先はカギ状のギザギザが付いていたり粘液を出したりして虫を捕まえ易くなっています。
子育てのために毎年新しい巣を複数掘って、その中の1個を使います。使われない巣や昨年の古い巣はゴジュウカラやシジュウカラなどの自ら巣穴を掘ることが出来ない小鳥、或いはモモンガやヤマネなどの小動物が巣として使います。キツツキ類は他の動物に巣穴を提供するという森林生態系の中での重要な役割を果たしています。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)
公園や里山の雑木林の中を歩いていて、キョッキョッという声がしたらまずアカゲラかなと思い、声のする木の方を捜します。木の幹や横枝を動き回るので比較的見つけやすい鳥です。
キツツキ類はドラミングと呼ばれる木を高速でつつく「タタタタタ・・・・」という音を出します。これは小鳥のさえずりと同様に、求愛や縄張り宣言の時に出す音だと言われています。
キツツキが突く木は枯れた木や弱った木が多く、これは枯れ木などには幹の中にエサとなる虫が潜んでいることが多いためです。穴をあけるとクチバシの何倍も有る非常に長い舌を差し込んで中にいる虫を絡め取ります。舌の先はカギ状のギザギザが付いていたり粘液を出したりして虫を捕まえ易くなっています。
子育てのために毎年新しい巣を複数掘って、その中の1個を使います。使われない巣や昨年の古い巣はゴジュウカラやシジュウカラなどの自ら巣穴を掘ることが出来ない小鳥、或いはモモンガやヤマネなどの小動物が巣として使います。キツツキ類は他の動物に巣穴を提供するという森林生態系の中での重要な役割を果たしています。
安武 弘幸氏(NPO法人千葉県森林インストラクター会会員・千葉県野鳥の会会員)