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298.《ミズタマソウ(水玉草)》

298.《ミズタマソウ(水玉草)》
湿り気の多い木陰を好んで群生します。
白い花が一般的ですが、薄い紅色のものもあります。5㎜にも満たない小さい花で、気づく方は少ないかもしれませんが、花後の果実に鉤状の毛が生えていて、その姿を水玉に見立てた名という説もありますが、霧や雨などになると、この毛が水滴を含んで、正に水玉様になることに因るとも言われます。光が当たると、更に幻想的な雰囲気を呈して光ります。
機会がありましたら、ルーペや虫めがねで水玉の輝きを確認してみて下さい。
花弁が2枚、雄しべが2本です。5数性や4数性が一般的な双子葉植物の中で、2数性の花はちょっと珍しい構造です。小さな花弁ですが、先端が浅く凹んでいます。若い方が「ハートみたい!」と表現されていました。
秋になると果実は茶色く熟し、鉤状に曲がった刺は堅くなります。いわゆる“ひっつき虫”となって、動物の毛や人の衣服にくっついて運ばれ、分布を広げます。
細長い葉の主脈が白く見えるのが見つける時の目じるしになります。
湿り気の多い木陰は、不法投棄などが多く、生育環境が壊されているのを目にすることがあり、残念です。
白い花が一般的ですが、薄い紅色のものもあります。5㎜にも満たない小さい花で、気づく方は少ないかもしれませんが、花後の果実に鉤状の毛が生えていて、その姿を水玉に見立てた名という説もありますが、霧や雨などになると、この毛が水滴を含んで、正に水玉様になることに因るとも言われます。光が当たると、更に幻想的な雰囲気を呈して光ります。
機会がありましたら、ルーペや虫めがねで水玉の輝きを確認してみて下さい。
花弁が2枚、雄しべが2本です。5数性や4数性が一般的な双子葉植物の中で、2数性の花はちょっと珍しい構造です。小さな花弁ですが、先端が浅く凹んでいます。若い方が「ハートみたい!」と表現されていました。
秋になると果実は茶色く熟し、鉤状に曲がった刺は堅くなります。いわゆる“ひっつき虫”となって、動物の毛や人の衣服にくっついて運ばれ、分布を広げます。
細長い葉の主脈が白く見えるのが見つける時の目じるしになります。
湿り気の多い木陰は、不法投棄などが多く、生育環境が壊されているのを目にすることがあり、残念です。
廣畠眞知子氏(千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)










