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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

315.《シラカシ(白樫)別名 クロカシ(黒樫)》

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315.《シラカシ(白樫)別名 クロカシ(黒樫)

肥沃な土壌を好んで山野に自生するドングリの仲間です。
屋敷林や防風林、林地の境界木として植えられることもあります。
落ち葉は焚きつけに、剪定枝も燃料として利用され、里山といわれるような地域で多く見られます。かつては植栽を奨励した地域もありました。
木を伐ってみると、材が白いことから白樫と呼ばれますが、樹皮が黒いことから黒樫と呼ぶ地域もあります。
一般にドングリと言いますが、広辞苑に「どんぐり(団栗)、橡栗(とちぐり)の転か? カシやクヌギ、ナラなどの果実の俗称。椀状の殻斗(かくと)があり、果実の下半分を包む。」とあります。
シラカシもドングリの一種ということです。
「ドングリの花を見たことがありますか?」というアンケートで、81%の方が「見たことがない」と回答したという報告があります。
もちろん、シラカシも春に雄花と雌花を咲かせますが、目立たないので気づかれないことが多いかもしれません。
春に咲いた雌花は、その年の秋にはドングリになって注目を集めます。
たまに双子、時には三つ子になっているドングリの子供を見ることがあります。双子のままで育つことは稀なのが残念です。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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