記事公開日
最終更新日
339.《ナナミノキ(七実の木)別名 ナナメノキ》

339.《ナナミノキ(七実の木)別名 ナナメノキ》
秋から冬にかけて、小さい赤い果実がたくさん見られます。主に静岡県以西の山地に自生しますので、関東以北の方には、あまり馴染みがないかもしれません。
近年、関東でも造園木として植えらえるようになっていますが、雌雄異株であることや、剪定の影響でしょうか、結実しているのを見る機会は少ないようです。
関西では自生もありますが、造園木として植えられているものも見かけます。
名前の由来は諸説あります。果実が長楕円形をしているので「長実の木」から転化したとか、美しい果実がたくさんなることから「七実の木」と言われたという説があります。果実が美しいので「名の実の木」から転化したという説もあります。いずれも定かではありません。
6月頃に淡紫色の小さい花をたくさん咲かせます。雌雄異株で、結実するのは雌株のみです。
一見、シラカシかアラカシのように見えますが、葉に触ってみると、葉質が薄く、しなやかです。
果実はたくさんつくのですが、動物に食べられて排泄された後、適度な水分、温度の保たれる場所で一年以上経過した後に発芽するとの報告があり、自然繁殖は少ないようです。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
近年、関東でも造園木として植えらえるようになっていますが、雌雄異株であることや、剪定の影響でしょうか、結実しているのを見る機会は少ないようです。
関西では自生もありますが、造園木として植えられているものも見かけます。
名前の由来は諸説あります。果実が長楕円形をしているので「長実の木」から転化したとか、美しい果実がたくさんなることから「七実の木」と言われたという説があります。果実が美しいので「名の実の木」から転化したという説もあります。いずれも定かではありません。
6月頃に淡紫色の小さい花をたくさん咲かせます。雌雄異株で、結実するのは雌株のみです。
一見、シラカシかアラカシのように見えますが、葉に触ってみると、葉質が薄く、しなやかです。
果実はたくさんつくのですが、動物に食べられて排泄された後、適度な水分、温度の保たれる場所で一年以上経過した後に発芽するとの報告があり、自然繁殖は少ないようです。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)