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329.《ウメモドキ(梅擬)》

329.《ウメモドキ(梅擬)》
ウメモドキが赤い実をつけて注目を集めます。緑の葉が残る初秋から色づく果実は、一個ずつは小さいのですが、数が多いので綺麗だと人気です。
名前にウメとついていますが、モチノキの仲間で、ウメとの関りはありません。モドキ(擬)は似て非なるものという意味で、葉がウメに似ているからという説があります。
本来は山野に自生する植物なのですが、比較的育てやすく、赤い実が好まれるからでしょうか、公園樹、庭園樹として植えられているのを多く見かけます。
雌雄異株です。6月頃に咲く花は淡い紫色で小さいので、あまり注目されることはないようです。機会がありましたら、ちょっと覗いてみて下さい。雌花は中央に雌しべがあり、周りを退化した雄しべが囲みます。雄花は中央に退化した雌しべがあり、周りを雄しべが囲みます。稀に白花があります。果実も黄実、白実のものも見られます。
秋に赤く熟す果実は、野鳥が食べるとされていますが、キジバト、ジョウビタキ、ヒヨドリなどが食べているとの報告はありますが、あまり好まれているというわけでもないようで、年を越してからも残っているのを見かけます。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
名前にウメとついていますが、モチノキの仲間で、ウメとの関りはありません。モドキ(擬)は似て非なるものという意味で、葉がウメに似ているからという説があります。
本来は山野に自生する植物なのですが、比較的育てやすく、赤い実が好まれるからでしょうか、公園樹、庭園樹として植えられているのを多く見かけます。
雌雄異株です。6月頃に咲く花は淡い紫色で小さいので、あまり注目されることはないようです。機会がありましたら、ちょっと覗いてみて下さい。雌花は中央に雌しべがあり、周りを退化した雄しべが囲みます。雄花は中央に退化した雌しべがあり、周りを雄しべが囲みます。稀に白花があります。果実も黄実、白実のものも見られます。
秋に赤く熟す果実は、野鳥が食べるとされていますが、キジバト、ジョウビタキ、ヒヨドリなどが食べているとの報告はありますが、あまり好まれているというわけでもないようで、年を越してからも残っているのを見かけます。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)