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323.《スズメウリ(雀瓜)》

323.《スズメウリ(雀瓜)》
日当たりの良い野原で、比較的水気の多い場所を好んで生えています。
名前の由来ははっきりしていないようですが、大きな朱赤色の果実をつけるカラスウリ(烏瓜)に対して、小さい白い果実をつけるのでスズメウリ(雀瓜)となったとか、白い小さい果実をスズメの卵に見立てたとか、諸説あるようです。
但し、カラスウリは“烏瓜”ではなく、熟した果実の色を、古い時代に唐(中国)から渡来した朱色の墨、唐朱墨の色に見立てた名と言われていますので、カラスとは関りはないという説があります。
雌雄同株ですが、雄花と雌花が別々に咲きます。花後、球形の果実は緑色から白色に熟します。「真珠のネックレスみたい!」と歓声があがることも度々で、人気です。
一年草なのですが、種子繁殖とは別に、蔓が地面に着地すると、その節から根が肥大して塊根となり、新しい別株を作って冬を越します。元の株は冬には枯れます。
果実の可愛さ故でしょうか、行灯仕立てにしたいとおっしゃる方が多いのですが、一年草であることと、着地できるほど広い場所に繁茂することが必要ですので、難しいようです。
やはり野に置けでしょうね。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
名前の由来ははっきりしていないようですが、大きな朱赤色の果実をつけるカラスウリ(烏瓜)に対して、小さい白い果実をつけるのでスズメウリ(雀瓜)となったとか、白い小さい果実をスズメの卵に見立てたとか、諸説あるようです。
但し、カラスウリは“烏瓜”ではなく、熟した果実の色を、古い時代に唐(中国)から渡来した朱色の墨、唐朱墨の色に見立てた名と言われていますので、カラスとは関りはないという説があります。
雌雄同株ですが、雄花と雌花が別々に咲きます。花後、球形の果実は緑色から白色に熟します。「真珠のネックレスみたい!」と歓声があがることも度々で、人気です。
一年草なのですが、種子繁殖とは別に、蔓が地面に着地すると、その節から根が肥大して塊根となり、新しい別株を作って冬を越します。元の株は冬には枯れます。
果実の可愛さ故でしょうか、行灯仕立てにしたいとおっしゃる方が多いのですが、一年草であることと、着地できるほど広い場所に繁茂することが必要ですので、難しいようです。
やはり野に置けでしょうね。
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)