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ニッセイ緑の財団ニュース

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406.《セミ(蝉)の羽化(アブラゼミ(油蝉)》

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406.《セミ(蝉)の羽化(アブラゼミ(油蝉)

セミの羽化は、数年間地中で過ごした幼虫が、夏を迎えて地上に出てきて、近くの木に登り、背中が割れて羽根も広がって成虫になる現象です。
羽化する時間帯は通常、鳥など天敵に見つかりにくい夕方から夜にかけて行われます。
今回のセミはアブラゼミで、7月後半から9月にかけて活動します。
「ジリジリジリジリ」と油を炒めたような音を出すのが名前の由来と言われています。翅が茶色で不透明なのが特徴です。
羽化したセミの成虫は、地上で一般的に1~3週間活動します。
せっかく羽化しても外には野鳥やアリなどに食べられたり大変危険です。それでもセミはちゃんと生き残り、交尾して卵を産んで次の世代にバトンしていきます。
今年は猛暑によりセミの鳴き声が少ないとも言われています。
原因は諸説あるようですが、猛暑で雨が少なく、地面が固くなり、穴をあけて出てこれないためとも言われています。
あたたかく見守ってあげてください。
上江洲三男氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員)
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