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ニッセイ緑の財団ニュース

記事公開日

424.《キバナアキギリ(黄花秋桐)》

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424.《キバナアキギリ(黄花秋桐)

山地の木陰や林縁部で、秋に黄色い花をさかせる多年草です。
花の形が花壇などに植えられるサルビア(赤い花を咲かせます)に似ているといわれることがあります。
名前の由来は花がキリの花に似て、秋に咲くからとか、似ているのは葉の形だとか、諸説あるようです。
暗紫色の雌しべの先が二つに分かれていて、花の外まで伸びていて目立ちます。
雌しべの両側に二個の雄しべと葯(やく:花粉袋)があります。その根元に、赤紫色のペダルのように見える退化した葯があり、筒形の花の奥には蜜があります。その蜜を求めて来るマルハナバチの仲間が奥まで入って、退化した葯を押すと、雄しべがシーソーのように降りて来て、葯の中の花粉がハチの背中に付着するような構造になっています。背中に花粉を付けたマルハナバチは蜜を吸い終わると、次の花に移動して、背中の花粉を次の花の雌しべに付けて、受粉に貢献をします。効率の良く受粉に貢献することになります。
ハチの仲間でも花の筒よりも太めなトラマルハナバチなどは、長い口吻で中に潜ることをしないまま、花の奥の蜜を吸います。当然の話ですが、受粉に貢献はできません。盗蜜といわれることもあります。(最後の写真は、「キリ」です)
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
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